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連載小説 [漆]

先月から始まった
朝日新聞の連載小説

「麗しき花実」

2624366

江戸時代の蒔絵職人の話

漆や江戸の職人のことに
興味がある人ならば
ちょっと面白い小説

ここに出てくる登場人物の
原羊遊斎や酒井抱一、鈴木其一などは
実在した人物

琳派で有名な酒井抱一が
「光琳百図」を刊行したのが1815年
物語はその7年後

原羊遊斎の漆工房で修行をする
女蒔絵師の話

漆のことを知らない人には
置目とか室とか粉蒔だとか
???なことも出てくるが
とりあえず漆塗りをかじっているわたしとしては
興味深い話なのだ

ちょっとクセのある文章で
1回が短いせいもあるのか
状況説明の副音声的な印象
だが
慣れるとそれが独特でいい感じ

挿絵はこれが上手い
女性なんかはなんとも
色っぽい
挿絵の善し悪しで文章の印象も変わるから
今回のは相性がよいと思う

願わくば
主人公がいろいろなモノを作って行く過程や
工房の様子
酒井抱一などの文化人との交流を
いっぱい書いてくれるとうれしい




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a-wood

*ぅめ様、nice&ご訪問ありがとうございます!
by a-wood (2009-03-14 00:37) 

a-wood

*shin様、nice&ご訪問ありがとうございます!


by a-wood (2009-03-15 15:30) 

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