伝統の森 その3
昨日と今日は
伝統の森で蚕祭りが行われていマス
もともとの蚕供養に
蚕の自然の恵みに感謝し
それらから生み出された
絹織物の発表のためのファッションショーも
催される
こちらは日本のTV局が
撮影に入っていたので
放映を楽しみにしていマスw
さて
その蚕を育てるに必要なのが
桑の葉
植樹体験してきまシタ
といっても
力仕事はやってくれていたので
植えるだけのおいしいとこどりでしたが(笑)
桑の葉の質で
絹糸の質が決まってくるそう
上が野生化した桑
下がちょうどいい状態
野生化した桑の葉は固く
良質な絹糸が作れないそうで
高さ2mくらいになるように
手を入れなければならない
今までは手で水をやっていて
とても間に合わず
野生化してしまったそう
やっと桑畑に水路を引いて
手入れしていい状態になってきたところ
でもまだ水路を通せていないところも
たくさんある
もちろんインフラ整備も自分たち
少しづつ少しづつである
少しづつでも
水場が増えれば
自家菜園も出来る
村一番の畑仕事に熱心な彼から
採れたての野菜が
森本さんのところに届く
土を作り 桑を育て 蚕を育て
そして絹糸が取れ
絹糸を染める染料の材料を育て
染め 織る
そうしてあの素晴らしい布は出来る
昔は村ごとの分業だったようだけど
ここでは全てを行う
それぞれの
村にあった 失われつつあった
技術・知恵が
再びここで伝承されていく
IKTT(クメール伝統織物研究所)の設立から20年
今の場所で約15年
これは長いのか短いのか
ここに来るまでは
本やテレビで知った印象で
ガス水道電気はないものの
織物製作に必要なものは整備されていると
思ってた
でも実際は
桑畑への水路は最近できたばかりだったり(それも一部)
水を溜めるタンクが水漏れを起こしたり
養蚕のすべてがまかないきれてなかったりと
まだまだ整備すべきことが
たくさんある
何かを成し遂げる
というのは
過程の一部なんだと
感じた
森本さんの言葉で
「伝統は守るものではなく
創っていくもの」
「自然の染料は急いで染めると、
急いで落ちる。
ゆっくりと染めた色は
いつまでもある。」
きっと人も村もそうなのだろう
受け継がれていくには
急いではいけないのだ
そして
自分にできることは
何のか
自分がしたいことは
何のか
考えさせられる
「人は自分を知れば、
変わることができる」
その言葉を森本さんから
聞いたときの重みは
忘れられない
ずっと忘れずにいようと
思う
伝統の森 その2
前回にも書いたが
ファッションショーの準備もあり
まずたくさんの布を見せていただきまシタ
森本さんが染められた
バイヨンのレリーフにもあるという
命を象徴する木のろうけつ染や
草木染めの布などなど
そして
それを作る女性達
糸巻きの作業
手を見せてもらった
とてもきれいな手
ものづくりをしていると
ガサガサになることが多いが
艶のあるきれいな手をしてる
これは一緒に行った人から聞いたんだが
絹糸は動物性なので
油分を含んでいるため
荒れないんだそう
なるほど
緯糸作り
染料の材料 プロフーの乾燥
プロフーを煮出したものを漉す作業
括り
ちなみにこちら右の方は
村一番の括りの名手
染め
30分程煮る
煮染めた後もう一度括りの作業をして…
焙煎液に漬ける
出来上がり
絞り染めの体験でシタw
その時は感じなかったが
煮出すのも薪なんだよね
工程の手際のよさももちろんだが
火力なんかも経験でわかるのだろう
こちらは絣を織っているところ
絣は先に紋様があって
その紋様に織り上がるように
糸を括って染め
模様を一段一段合わせながら
織っていく
気の遠くなるような作業
そしてあの素晴らしい布が
出来上がる
話には聞いていたが
実際見るのは初めてで
本当に大変な作業なんだとわかる
しかもそれが
製図などなく
経験によって
母から娘へ受け継がれてきたという
小さい女の子が遊んでいたんだが
何をしたいのか
わからない(笑)
でもよくよく観察していると
母親の真似なんだよね
ティッシュをあげると
それに花を入れて
勢いよく叩く
というか潰す(笑)
おそらく染料を作る時の仕草なんだろう
その後は
ティッシュを割く
細かく割く
いとをほぐす作業か
括り用のバナナの繊維をほぐす作業と
思われる
そうやって小さい時から
見よう見まねで
覚えていくんだ
逆に
親も目の届くところに子供がいるから
安心して働けるんだよね
森本さんの言う
働く環境の大切さが
ここにいるとよくわかる
まだまだ書き足らないので
また次回に
伝統の森 その1
2/28〜3/4まで
カンボジアに行って来まシタ
今回のカンボジア行きは
カンボジアのクラフト工房を
訪ねる旅
最初の2日は
日本のNGOの「かものはしプロジェクト」と
フランスのNGOとカンボジア政府のクラフト復興事業から、
今は独立した「Artisans Angkor」の
工房見学
こちらについては時系列が前後するが
次のときに
こちらにちらっと書いてマス
「かものはしプロジェクト」
「Artisans Angkol 」
さて
今回の旅の目的「伝統の森」
ここは京都の友禅職人だった森本喜久男さんが
失われたクメールの伝統絹織物の復興の為に作った村
詳しくはこちらの本でw
着いた日は3/11,12の蚕祭りの準備の
真っ最中
一枚の布が様々に形を変えて
ステキなドレスに仕上がっていく
草木染めなので
どれを組み合わせてもしっくりくる
また一枚一枚は地味でも
身にまとうと絹が美しい輝きを放って
華やかになる
そんな様子が楽しくて
いつまでも見ていたかったけど
お邪魔なのでほどほどで退散(笑)
その間男性陣はステージ作り
貴重な材木を上手く合わせていく
カンボジアでは材木も財産で
家を建てるためにとっておく
切り落としも廃棄ではなく
生活に必要なものを作り出し
最後は薪になる
とても有効に大切に
使われていまシタ
きっと全てがそうなのだろう
電気水道の設備はもちろんないので
電気は17〜22時
水は井戸からの組み上げ通している
私たちが泊まったときは
水道のタンクが水漏れを起こして
蛇口から水が出なかったんだが
かろうじて出た水を
大きなバケツに溜めて使った
そうすると
最後の一滴まで大切に使う
資源の有り難みを感じる経験
不思議なのが
それでも不便を感じなかったこと
もちろん
荒れた土地に木を植え畑を耕し
井戸を掘り家を建てるというのは
想像を絶するものがあるし
その時の不便さは
容易に想像できる
でもそれは
人間が生きる本来の姿なのではないか
と感じた
しまった
書ききれない
肝心の布のこと書いてないじゃないか
なので続きはまた
終了〜☆ [展覧会]
『Kokoro Japan Project
TOKYO/LONDON/SNEPE』
@ギャラリー五峯
終了しまシタ☆
おかげさまで
好評にて
終了しまシタ
お越しくださった方
ありがとうございまシタ☆
今年 3回目となる
イギリスでの展示会の
プレ展示
昨年に引き続き
企画者の
ファイバーワークの常岡さん
と私
新たに
陶芸の小川さん
画家の宮本さん
宮本さんはお茶の先生でも
ありマス
ので
イギリスでは
それぞれの作品を使った
お茶会ができるといいなぁ
なんて話も
上がっていマス
とにかく
笑いの絶えないメンバー
妄想は膨らむばかりで
大変なことになりそうですが
今から楽しみデス♪
次の展示会は
4/26からの
伊勢丹新宿店での
イベントを
予定してマス
また詳細が決まったら
こちらでUPしマス☆
始まりました [展覧会]
『Kokoro Japan Project
TOKYO/LONDON/SNEPE』
始まりシタ☆
搬入、初日と
雪が降りまシタが
本日はいいお天気デス♪
全く素材違いなのに
なぜか落ち着いた
いい雰囲気
楽しいメンバーで
笑いが絶えない
展示会
ぜひぜひお越しくださいませ☆
2/15(水)まで
ギャラリー五峯(下井草)
たまには [展覧会]
告知以外も(笑)
桃林堂で
一緒に展示会をしている
高橋亜希子さんの
個展に
行ってきまシタ
季節柄
直火の鍋や
ココット、グラタン皿などが
いっぱいw
いろいろ試しているようで
バリエーションも増えて
楽しかったデス♪
さてさて私も
頑張らねば
搬入
今週だょ(笑)
終了〜☆ [展覧会]
『二色展』@ギャラリーK
終了しまシタ☆
白くて明るく空間に
炭の黒や漆黒の作品が映えて
とてもステキな展示会に
なりまシタw
永平さんの作品との
相性もよく
お客様からも
ぴったり合ってる☆
との感想をいただきまシタ
ので
第2弾ができるよう
がんばりマス☆
お越し下さった方
エールをくださった方
本当にありがとう
ございまシタ☆
次回の展示会は
2/10〜15 ギャラリー五峯
です
またお会いできるのを
楽しみにしていマスw
さて
作らなきゃ
告知 [展覧会]
『二色展』も残すところ
あと2日
早いモンです
明日明後日は
14時くらいから
在廊予定デス
明後日の最終日は16時まで
お待ちしておりますw
と
まだ展示会の途中ですが
次の展示会の
告知デス
Kokoro Japan Project
イギリスでのアート&クラフト展
「Kokoro-Contemporary Arts&Crafts Tokyo」へ向けて
TOKYO/LONDON/SNAPE
2017 . 2. 10(金) 〜 15(水)
11:00〜19:00(最終日16:00まで)
ギャラリー五峯
と、長いタイトルになってますが
去年に引き続き
今年秋のイギリスでの展示会の
メンバーによる
日本でのプレ展示デスw
今年のメンバーは
去年に引き続き
ファイバーワークの常岡真弓さん
今年初参加の
陶芸の小川哲さん
絵画の宮本綾さん
そして私の
4人デス
去年とはまた
雰囲気が変わって
面白くなりそうデスw
ギャラリー五峯の精鋭部隊?
今年もがんばりマスわ☆
こちらもお待ちしておりマスw
ギャラリー五峯
(西武新宿線下井草駅下車 徒歩30秒)
初日 [展覧会]
『二色展』
始まりました
今回は
珍しく?
もしかしたら
初めて?
な
当日搬入
いやー焦った焦った
バタバタしていると
3時間なんて
あっという間ね
で、なんとか飾り付け
できまシタ
炭の黒
墨の黒
塗料の黒
それぞれの黒に組み合わせた
それぞれの色
落ち着いた大人な空間が
できまシタ
ステキないい感じデスw
基本 連日二人共在廊を
予定してマス
ただわたくし
30日(月)はちょっと遅くから
在廊の予定
ご連絡いただければ
その時間 在廊できるよう努めマスw
ぜひぜひお越しくださいませ☆
『二色展』
1/26(木)〜/31(火)
12:00〜18:00(最終日16:00)
ギャラリーK 吉祥寺第一ホテル1F
告知 [展覧会]
今年最初の展示会デス
『炭・墨と木の二色展』
2017. 1. 26(木)〜31(火)
12:00〜18:00(最終日16:00まで)
GalleryK(吉祥寺第一ホテル 1F)
炭アクセサリー作家の永平さんとの
二人展デス
竹炭や備長炭を
磨いて作るアクセサリーは
シックでモダン
それでいて
華やかな
他にはないステキな
アクセサリー
ご本人も
おおらかで
とてもステキな方デスw
永平さんとのおつきあいは
長いのデスが
二人展は今回が
初めて
どんな感じになるのか
とても楽しみデス♪
Gallery K http://www.galleryk.info/